最近何かにつけて目にするようになってきた言葉があります。
それは『視線耐性』。詠んで字のごとく、相手からの視線に対する耐性のことですが、これとマッチングアプリとは、実は密接な関係があります。

視線耐性が低い人の傾向
さて、皆様は、異性と対面したときに視線を合わせられていますか? もし合わせられていないのなら、残念ながらそれは視線耐性が低いと言わざるを得ません。
この『視線耐性が低い方』はSNS依存などの傾向が強い10代や20代に多いとされています。
ネット上では自分の理想の姿を演じることが容易なため、その『理想』と『現実』のギャップがコンプレックスとなっていることがその一因とされています。
そこで、視線耐性が低い方の傾向をまとめてみました。
- 容姿に自信がない
- 成功を収めたことがない
- コンディションが悪い
最後の『コンディションが悪い』はともかくとして、確かに『容姿に自信がない』ことと『成功を収めたことがない』ことはコンプレックスの最たるものでしょう。
また、2018年8月にマンダムが行った調査によれば、20代男性の場合、1日3時間以上スマホに触れていると視線耐性が低下するという結果が出ています。
視線耐性を上げるには
この視線耐性を上げるための初期段階は、大きく分けて2つの工程があります。

勿論単純にネットを切り離せばいいという話ではなく、対人経験を積み重ねる必要があることは言うまでもありません。
また、あくまでネットに依存することをやめるだけであり、ネットから完全に隔離するわけでもありません。現代社会において、一切ネットに触れずに生きることはなかなか難しいですし。
例えば、スマホやPCの使用時間を、視線耐性が低下するボーダーラインである1日3時間を上限として、できる限り誰かと会話するようにするなどすれば、時間はかかるかもしれませんが視線耐性を高めることは可能です。

一口に自信をつけるといってもなかなか難しいことではあるかと思います。何かしらの成功体験といっても、そう簡単に得られるものではありませんし、容姿にコンプレックスがある場合は、なかなか拭い去ることはできないでしょう。
ですが、小さな成功をこつこつ積み重ねることはできます。例えば料理を趣味としているのなら、その料理が会心の出来ならば成功体験となります。
そうして美味しい料理を作っていくうち、その料理を誰かに食べてもらいたいと思うようになるでしょう。

そんな単純なことで? と思われるかもしれませんが、人間の脳なんて割とそんなものです。
視線耐性とマッチングアプリでの成功率
マッチングアプリは確かに入り口こそネット上での出会いですが、最終的な目標は実際に会うこと、そして恋人、あるいは生涯のパートナーを見つけることにあります。
ネット上のメッセージのやりとりでいくら盛り上がることができたとしても、直接会ったときに目も合わせられないようでは、その最終目標を達成することは難しいと言わざるを得ません。
流石にマッチングアプリを使っていて異性と直接は会いたくないと考えている方はいらっしゃらないでしょうから、視線耐性の向上はマッチングアプリの利用者全員にとっての必須項目です。
また、メッセージ自体がうまくいっていないという方も、この視線耐性を上げることによりやりとりにおける技術上昇が期待できます。
何故ならば、視線耐性を高めるということは、すなわち対人スキルのレベルアップでもあるからです。
やり取りしている相手は生身の人間である
如何にネット上でのやりとりとはいえその向こうにいるのは生身の人間であることに変わりはありません。ならば当然、対人スキルは非常に重要です。
むしろ、直接対面していないからこそ、本来は通常よりも高いスキルが要求されます。目の前にいれば表情や仕草で伝えられることも、全て文面で伝えなければならないのですから。
これは相手に対しても言えることではあるものの、自分の対人スキルが高ければうまい具合に会話を回すことも不可能ではありません。
この点を文章力で補うことも可能ですが、それでもやはり素の対人スキルが高いに越したことはありません。また、文章力だけに頼っていると、いざ対面したときに大失敗してしまいます。
メッセージはとても楽しかったのに、実際に会ってみると全然会話が弾まない……

だからといって無理は禁物
ならばメッセージは文章力で補って、直接会ったときは多少無理をしても視線を上げるという手段はどうでしょう。残念ながらこれも成功率は高くはありません。
人間は普段やり慣れていないことをやろうとすると、どうしても肩に力が入ってしまいます。最悪、目元も力んでしまって睨んでいるような状態になりかねません。
そんな様子は早々隠し通せるものではなく、相手にも無理をしていることが伝わってしまいます。
あくまで自然体で接することができるのが理想であり、そのためには素の視線耐性を上げることが必須です。
視線耐性の向上は無駄にならない
視線耐性、ひいては対人スキルを高めることは、マッチングアプリのみならずこれから続く人生においても無駄になる要素はありません。
これは先天的なものではなく、鍛えれば誰にでも身につくものですから、是非視線耐性を上げて、マッチングアプリでの成功を収めてください。
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